ごみ屋敷の片付けの実際について専門業者が解説します
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物やごみがちらかった家や部屋を片付けるのはたいへんな作業になります。ましてや「ごみ屋敷」と呼ばれるレベルになると、一般の方が片付けることは困難だと考えたほうがいいでしょう。インターネットにはごみ屋敷の片付けに関する情報も数多くありますが、何か現実的ではない情報も少なくないようです。
そこでこの記事では、ごみ屋敷の片付けの実際について説明することにしました。ごみをため込んでいる家族や友だちがいるなどお悩みの方は、ぜひ読んでみてください。
ごみ屋敷とはどんな状態の家や部屋?
ごみ屋敷とは、建物やその敷地の中に大量のごみや不用品がため込まれた状態の戸建住宅のことを指します。集合住宅にも似たような状況の家はあり、こちらをごみ屋敷と呼ぶこともあります。
このような状態なので、当然のことながら近隣に住む人たちは、さまざまなリスクにさらされながら生活しなければなりません。ごみがため込まれていれば虫や動物が発生しますし、燃えやすい物がたくさんあるわけですから火災が発生する可能性も高まります。
ごみ屋敷の問題は多くの自治体で深刻化しており対策が急がれるのですが、自治体だけでこの問題に対応するのは正直なところ、無理があると言わざるを得ません。
ごみ屋敷を自力で片付けることは困難
すでにごみ屋敷と化してしまった家や部屋を、住人本人、家族や友だちなどが協力して片付けることは困難です。
インターネット上には、家や部屋のちらかり具合、ごみや不用品のため込み具合をレベル分けして説明しているサイトが多くありますが、すでにごみ屋敷になっている場合、残念ながら自力で片付けることは困難だと言わざるを得ません。
たしかに、まだ床が見えるような状態であれば、家族や友だちが部屋の住人をサポートしてあげることで、片付けることはできるでしょう。ただ、この状態はごみ屋敷とは言いません。ただのちらかった部屋です。生ごみを含むありとあらゆるごみや不用品が、床が見えないほどに積み重ねられた状態のごみ屋敷は、プロの手を借りずして片付けることは不可能です。
この状態になると、本人に行動を促すことなど残念ながら夢物語としか言いようがありません。ごみをため込んでしまう人は、多くの場合、心や体の問題を抱えていますから、近くにいる人たちは寄り添い、状況を好転させるサポートをするよりほかありません。説得に時間がかかることもあるのでとても難しいのですが、これ以上状況が悪くならないように、可能であるならば専門の業者に片付けてもらうのがベストな選択肢です。
業者に依頼してごみ屋敷を片付ける
ごみ屋敷となった家や部屋は、専門の業者に依頼して片付けることをおすすめします。ごみ屋敷ともなると作業環境は劣悪です。とてもではありませんが、大掃除程度の装備で作業できるような環境ではありません。
ありとあらゆるごみや不用品が積み重ねられた部屋には、ハエやダニ、ゴキブリ、ネズミなどが潜んでいる可能性が高いので、殺虫剤の準備も必須です。作業に適したアウトフィットを用意することを考えるなら、専門の業者に依頼してもらったほうが得られるメリットは大きいでしょう。
ごみ屋敷の片付けを依頼できる業者
ごみ屋敷の片付けを依頼できるのは、以下のような業者です。
専門業者
ごみ屋敷や集合住宅にある汚部屋などを専門に片付けている業者が存在します。ごみの分別・処分、家財などの不用品の処分など、必要な作業をなんでも依頼できます。ごみ屋敷を片付けるなら、まず考えるべきなのが専門業者です。
不用品回収業者
不用品回収業者の中には、ごみ屋敷の片付けを請け負っている業者もあります。
その他の業者
特殊清掃業者や便利屋などにごみ屋敷の片付けを依頼できますが、特殊清掃が必要な場合でも、専門業者や不用品回収業者を通して作業を依頼できます。
ごみ屋敷の片付けを請け負っている便利屋もありますが、便利屋自体の数が少ないですし、やはり「なんでも屋」的なイメージがあるので、積極的にはおすすめしづらいところがあります。
ごみ屋敷の片付けを依頼する業者を選ぶポイント
多くの業者は真摯にサービスを提供していますが、数は少ないながらも悪徳業者による被害はいまだに発生しているので、ごみ屋敷の片付けを依頼する業者を選ぶ際も、以下のポイントに注意しましょう。
専門性
ごみ屋敷という特殊な環境での作業になりますから、専門性はとても重要な要素です。この点ではやはり、専門業者に一日の長があります。
対応可能な作業
専門性とも関わりがありますが、必要な作業に対応していない業者を選んでも仕方がないので、対応可能な作業については必ず確認しましょう。
許可の有無
家庭からごみを運び出して処分するためには、一般廃棄物収集運搬業許可が必要です。ただ、許可を持つ業者と提携している場合があるので、心配な場合は直接確認してみましょう。
業者が不用品の買取を行っている場合は、古物商許可の有無を確認しましょう。
ホームページの有無
ホームページは、業者の本当の姿を知るうえでとても参考になります。デジタル社会となった今、ホームページは利用者にとって重要な情報源ですから、しっかりチェックするようにしましょう。所在地や連絡先を必ず確認するとともに、作業実績も確認しておきましょう。
現在もチラシで集客している業者が存在します。そのすべてが悪徳業者ではありませんが、積極的に選ぶ理由もないでしょう。
ごみ屋敷の片付けを依頼する業者を選ぶ流れ
ごみ屋敷の片付けを依頼する業者を選ぶときは、インターネットで業者を検索しつつ、いくつかの業者に絞り込み、見積もりを依頼しましょう。
できれば相見積もり
業者を選ぶ際は、できれば複数の業者に見積もりを依頼して、それぞれの見積もりを比較してから依頼する業者を選びましょう。
ごみ屋敷のような特殊な状況下での作業になりますから、作業現場での見積もりは必須です。これを行わないような業者を選ぶ理由はありません。作業現場での見積もりは、業者の対応をチェックする場でもあります。ここで気になるようなことがあれば、その業者を選ぶのはやめたほうがいいでしょう。
見積もりを比較する際は、必ず作業内容についてもチェックしてください。値段だけで決めてしまうと、必要な作業が含まれていなかったなんてことになりかねないので注意が必要です。
とはいえ、相見積もりを依頼するとなると立ち会わなければならないので依頼するほうもたいへんです。そのため、相見積もりは必須ではありません。ベストだと思った業者の見積もりに納得できなかった場合は、次にベストだと思った業者に見積もりを依頼すればいいだけです。
作業を依頼(契約を結ぶ)
見積もりの金額、そして業者の対応に問題がなかったら、いよいよ作業を依頼します。
作業を依頼すると、その業者と契約を結ぶことになります。契約書には法的拘束力があるので、見積書を確認しながら契約書の内容にまちがいがないかチェックしてサインしてください。
まとめ
ちらかっているだけの部屋なら、住人の心構え次第で、自力で片付けられる可能性がありますが、「ごみ屋敷」と呼ばれるレベルになってしまうと、家族や友だちのサポートがあったとしても自力で片付けることはほぼ不可能です。
ごみ屋敷での作業は過酷です。専門業者に依頼すれば、ひどい状態だった部屋も、時間をかけず、楽に片付けることが可能です。